YouTubeで長い動画を作ったけど離脱率が高くて困っている。
YouTubeに高く評価されるようになるにはどうすればいいか悩んでいませんか?
実は、YouTube側には投稿動画を評価して、関連動画に上げやすくする仕組みが存在しています。
なぜなら、YouTube側は学びがあるコンテンツに広告を付ける広告会社だからです。
私は元動画編集の講師を務め、現在通信業界でマーケティングの仕事に携わっております。
この記事を読むと、YouTubeで長い動画の視聴維持率を上げる方法を覚える事ができます。
それでは順番に解説いたします。
Googleの指針
GoogleやYoutubeの発表によると2020年の8月5日以降、GoogleChromeでは、短い動画の広告がブロックされるとアナウンスが出ています。
英語の記事で見づらいですが下の記事を参照ください。
つまり近い将来、短い動画に広告はつかなくなるわけです。
皆さんも知っている通りGoogleやYoutube は広告ビジネスで成り立っている会社です。
いろんな人がインターネット上にコンテンツを出して、それを見に来る人がたくさんいる。
そしてそのコンテンツに企業の広告が出る事で、広告費を稼ぐというシンプルなビジネスモデルです。
短い動画は評価されにくい
YouTube側もできるだけ良いコンテンツで広告を主張して欲しいと考えています。
今回の指針によると、短い動画はあまり良いコンテンツではないと判断されやすいということが読み取れます。
特にYouTubeは教育的なコンテンツや学びのあるコンテンツを重視しています。
短い動画では学びが少ない可能性があると判断しての指針という事でしょう。
その目安となる基準が、8分以下の動画は広告をブロックするというものです。
この先は段階的にこの動画時間の基準が厳しくなる事が想定され、せめて10分以上、できればもう少し長く質の良い動画を作れるようになる必要性があるということです。
無理やり長くしてもNG
何でもかんでも長い動画すれば良いというわけでもありません。
長い動画は、作るのがとても難しいです。
そんなに話すことがなかったりダラダラと引き伸ばしてしまっては、視聴者の視聴維持率を上がらず、最後まで見てもらうのは困難です。
当然、視聴維持率というのが下がると、せっかく長い動画を作ったとしても、視聴者さんやYouTubeの評価が悪くなってしまい、結果的に再生回数やチャンネル登録者数というのが伸びなくなってしまいます。
重要なのは10分以上の動画で、視聴維持率の高い、質の良い動画を継続投稿できるかどうかという事です。
10分以上の動画のメリット
また10分以上の動画のメリットにはこういうものもあります。
- 広告を多くつけられる
- YouTube からの評価が良い
- 視聴者の満足度が高くなる
広告の仕組みについては、別の記事でご紹介します。
10分以上の動画は冒頭だけではなく、動画な途中に広告を設定することが可能です。
これによって一本の動画当たりの広告収益というのも変わってくる為、短い動画よりも長い動画の方が価値が高いのです。
長くて視聴維持率の良い動画というのは、
- YouTubeの関連動画に出て来やすい
- おすすめに乗りやすい
結果的に視聴者さんからの満足度が高くなるということです。
特にこの「視聴維持率」というのは関連動画に表示される上でとても重要視されている指標です。
なかなか自分の動画が再生されなかったり、関連動画に表示されないという人は、自分の動画を10分以上にしたうえで、アナリティクスで見て視聴維持率が高くなるように改善していくと徐々に再生回数が伸びていくと思います。
10分以上の動画を作る具体的な方法
10分以上の動画を作るための方法は、たくさん存在します。
今回は初心者でもできる代表的な2つの方法についてご紹介したいと思います。
10分以上の人気動画を分析する
一つ目は、すでに他の人が作っている人気動画の構成を整理してみるという方法です。
これはかなり有効な手法のひとつです。
もはや本質的にはこれだけで良いと言っても過言ではありません。
人気動画というのは、再生数が多いだけではなく視聴維持率も高いレベルを維持しています。
人気ユーチューバーともなれば、視聴維持率が70%以上ばかりという人も少なくありません
しかしこういう人気のチャンネルというのは、もうすでにファンがたくさん付いていて、
その人たちが最後まで見る傾向がある事が主要因だったりします。
チャンネル開設したばかりという状況であれば、まずは視聴維持率を40%にする事を目標にしましょう。
ではどの部分を参考にすればいいのでしょうか?
それは人気動画が、
- どのタイミングでどういう話をしているか
- 話の流れの順番はどうしているか
という事を意識して見る事が重要です。
例えばある動画でダイエットの仕方を紹介する動画あったとします。
人気の動画はまず最初に
- ダイエットとは?
- ダイエットの必要性
- やせる仕組みについて
など前提条件を整理する所から話始める場合が多いです。
加えて自分の実績というものを先に紹介します。
これはプレゼンのテクニックに由来します。
人はWHY(なぜ)という課題の背景や経緯の部分から入ると話に引き込まれやすのです。
WHY(なぜ)ということを説明してから、HOW(どのように)をお勧めして、最後にWHAT(何を)の順番で話の構成を組み立てると、視聴者さんは最後まで自分の話を聞いてくれやすくなります。
特に重要なのはこのWHY(なぜ)の部分を深堀してあげると自分の話に興味を持ってくれやすくなります。
実績を紹介するのはまた別のテクニックですが、これは信頼性を高める目的ももあります。
Youtubeでは、全く知らない人が動画で話をしているので、それを聞くためにはある程度の信頼性や権威性が必要となるのです。
そのために自分の実績を紹介した上で本題に入るという事はすごく重要です。
話すテーマの背景や、この動画を見るべき理由というのを最初に理解してもらった方が、その後の話がスムーズに腹落ちしやすくなり結果視聴者の満足度にも繋がるというわけです。
人気動画の構成を反映させてみる
そして二つ目の方法です。
これは先ほど分析した人気コンテンツを、自分の動画に組み入れるというものです。
ただ単純にコンテンツをパクれば良いというわけではありません
YouTubeではコンテンツの丸パクリは有効ではありません。
あくまで自分のキャラクターと、話の内容というのが1本の動画になるので、同じ話をしたとしても、話す人が変わると当然動画の再生数や満足度は変わってきます。
動画のコンテンツを丸パクりするのではなく、人気動画の構成を理解したら自分の発信したいコンテンツにその構成を反映させてみましょう。
実際に反映してみると
- 今まで自分の話していた話の順番と少し違うな
- 自分の言いたかったことはこのタイミング話したらいいんだ
- 自分の動画はこのポイントの説明が足りない
など新しい発見が出てくるはずです。
よくある失敗例
- 冒頭でテーマの説明をしていない
- なぜその話が重要なのか理由を説明していない
- 結論を明確に話せていない
- 重要な部分がどこなのか話の強弱がない
- まとめがなくて分かりづらい
このような構成になっている動画というのは伸びにくいです。
自分の動画のジャンルと似ている人気の動画の構成をまずはじっくりと研究してみてください。
人気の動画には人気になる理由というのが必ずあります。
構成次第で視聴維持率が改善したら、次は撮影方法やカメラのアングル、BGMや話し方など動画の中での細かな工夫にも注意して見ていきましょう。
人気の動画はそのような細かい構成や工夫で成り立っているので、とても参考になることが多いはずです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はなぜYouTubeでは長い動画が重要なのかということについてお伝えしました。
これについてはGoogleやYouTubeがすでに指針を示していると紹介しました。
10分以上で主張維持率の良い動画がYouTubeに評価されやすいいうこともお伝えさせていただきました。
そしてその長くて質のいい動画を作るためには
- 一つ目は人気動画の構成を研究する
- 2つ目はその構成を自分の動画に反映させる
この2ステップの方法が有効だということを解説しました。
今からYouTubeを始める人や、すでに始めて頑張っている人はぜひ参考にしてください。
ありがとうございました。
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