再生単価が高い動画のジャンルについて

YouTubeにおいて同じ再生時間でも、再生単価が違うという事はご存じでしょうか?

この再生単価については、動画の種類や視聴者層などの様々な要素によって1再生あたり収益額が違っており、今後収益化を目指す人たちにとっては気になる点だと思います。

YouTubeをやっている人は、この再生単価を高くして収益を多く得たいという人がほとんどでしょう。

私は元動画編集の講師を務め、現在通信業界でマーケティングの仕事に携わっております。

この記事ではYouTubeの広告再生単価が高い動画ジャンルについて解説します。

再生単価が高くなる動画のジャンルについて分かるのでぜひご覧ください。

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 再生単価が高いジャンル

具体的にどんな動画が再生単価が高いのでしょうか?

再生単価に影響のある指標を今回は3つ紹介いたします。

広告再生単価の仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。

視聴者の年齢層の高い動画

これは動画のジャンルで行くとビジネス系に相当します。

不動産や金融系などのいわゆる高所得者が見ているジャンルのチャンネルの動画は、再生単価が高くなると言われています。

YouTubeの広告は視聴者層によって変化します。

ビジネス系不動産系金融系などの高所得者層の視聴者を多く抱えているチャンネルには、これらの広告が出やすく広告の商品単価も高いので、再生単価も必然的に高くなります。

逆にバラエティー系やゲーム実況などの若い世代18歳以下や20代前半がよく見ている動画などの再生単価は総体的に低くなると言われています。

それこそ巷でよく言われているような1再生0.1円とかそれくらいの再生単価になると(あくまで噂レベルで)言われていますので、広告の再生単価を高くしたいというときには、

  • 自分のチャンネルの動画が誰に向けての動画なのか
  • メインの視聴者層はどこになるのか

ということをよく考えながら動画投稿をすると良いでしょう。

ただし、動画一つで視聴者層がガラッと変わることはありません。

過去動画の蓄積などで総合的に視聴者層は決まる為、すでに動画投稿を数ヶ月もした状態から大きく変化させることは困難です。

その場合は新しいチャンネルで挑戦するといいでしょう。

10分以上の長い動画

なぜ長い動画が再生単価が高くなるのでしょうか?

これは10分以上の動画は、動画の途中に複数広告を挟むことができるからです。

この理由は8分以上の動画にミッドロール広告がつけられるようになるからです。

基本的には長い動画の方が複数広告を見られる可能性が高く再生単価が倍ぐらい変わるという報告もあるほどです。

ポイントとしては動画の途中の広告を見られるかどうかなので、無駄に動画を長くしても視聴維持率が低く、動画の後半が再生されないようでは再生単価は上がりません。

あくまで動画の途中で広告が出てきても離脱されずにそのまま主張されるような動画の場合は再生単価が上がります。

逆に短い動画は今後広告の再生単価は下落していく事が想定されます。

短い動画は徐々に評価が下がっていく事が想定される為、広告再生単価を高くしたいという場合は、可能な限り長く視聴維持率の高い動画を作ることを意識する必要があります。

再生時間と視聴時間の長い動画

先ほどの動画の長さや、複数回広告が見られる回数とも連動していますが、もう一つ視聴維持率が高く視聴時間の長い動画をYouTube側が評価をしているという要素があります。

長めの動画が長時間再生されれば、再生単価が高くなるという傾向があるのです。

最終的にはYouTubeが評価が高い動画が再生単価が高くなる傾向があるからですね

そこでYouTubeが重視しているのは視聴時間視聴維持率です。

より長くユーザーを引き付け動画に満足してもらえる可能性の高い、視聴時間の長い動画は再生単価が上がると言われています。

逆に視聴者層が良くて動画が長くてもこの視聴時間が短く、視聴維持率が低い動画は、当然 YouTubeからの評価も低くなり広告の再生単価が下がります。

広告の再生単価には、高評価や低評価の割合も関係しているという話があります。

※直接的に関係しているかどうかはYouTubeしか知り得ない為想定

  • 視聴維持率が低く視聴時間が短い動画は低評価が多くなる
  • 視聴維持率が高く視聴時間が長い動画は高評価が多くなる

動画やチャンネルごとに再生単価は変わるので一概には言えませんが、収益化を狙っていて広告の再生単価を上げたいと思っている人は意識しておくといいでしょう。

当初から再生単価を意識する

YouTubeで収益化を目指す場合、最初から再生単価を意識した動画投稿が必要だということについてお伝えします。

YouTubeは先ほど紹介したように動画やチャンネルごとに大きく再生単価が変わります。

0.1円の人もいれば、0.5円や1円以上の人も存在します。同じ10万再生でも再生単価が0.1円と0.5円では収益が5倍違います。

YouTubeの魅力は広告収益だけではないですが、収益化を目指してYouTubeをやっている人も多いと思いますので、チャンネルをスタートする時から再生単価を意識して動画投稿していくことが最も重要でしょう。

視聴者層は過去の動画も含めたチャンネル全体の視聴者層なので、途中から変化させることは困難

収益化を目指すのであれば、

  • 最初からどんなターゲット層を狙うのか
  • 自分の動画にどんな広告がつくことを想定するのか
  • 自分の動画ジャンルの広告単価はを高いのか

などさまざまな視点から考えてチャンネルを作成をすべきでしょう。

逆にここを考えずに闇雲に始めてしまうと視聴者層が一定せず、収益化はおろかチャンネル登録者が伸びないという状況に陥ってしまいます。

収益化を目指すならチャンネル設計やジャンル選びはとても重要なので、ぜひ今回紹介した点を意識してチャンネルをスタートしてみてください。

まとめ

今回はYouTubeの再生単価が高いジャンルについて解説しました。

再生単価が高くなる動画の特徴としては

  • 視聴者の年齢層が高い動画
  • 10分以上の長い動画
  • 視聴時間と再生時間の長い動画

この3つがポイントだということをお伝えしました。

この他にも再生単価が上がる方法はいくつかあるので、次回以降の記事でご紹介いたします。

それではまたお越しくださいませ~

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