YouTubeショートが収益化可能(YouTube Shortsで収益を得る為のコツ3選)

YouTubeショートの動画アップロードができたけど、どうやったら収益化ができるのか分からなくて悩んでいる人はいませんか?

実は先日ついにYouTubeショート動画の収益化が発表されました。

日本国内でも今後YouTubeショートで収益化ができるようになります。

この記事ではショート動画で収益を得るためのコツを紹介します。

私は元動画編集の講師を務め、現在通信業界でマーケティングの仕事に携わっております。

この記事を見るとYouTubeのショート動画で収益を得るためのコツと収益の仕組みについて分かります。

スポンサーリンク

YouTubeショートの収益の仕組み

まずyoutube ショートファンドについて紹介をします。

今回新たに発表されたYouTubeショートファンドは、クリエイティブで独自性に富むショート動画の制作を通じて、YouTubeコミュニティの発展に寄与したクリエイターに分配される1億ドルの基金であると公式に発表されています。

今後、YouTubeのショート動画で再生回数や視聴者を伸ばしたクリエイターにはYouTube の基金から直接収益を分配するということです。

YouTubeの公式発表によると、2021年から2022年にかけて対象とするクリエイターに1億ドルを分配、そして毎月数千名のクリエイターにボーナスを分配するとされています

またこれは現在の収益化の要件である登録者1,000名&視聴時間4,000時間以上を達成していなくても対象になるとされています。

現在は地域も限定されていますがクリエイターの対象国や地域には日本を含む10カ国が選定されているので日本国内のクリエイターも対象となっています。

今までショート動画は投稿するクリエイターにとってメリットは少なかったのですが、ついに収益化される為これからさらに盛り上がることが予想されています

ちなみに伝えておくと現在は世界中でこのショート動画の視聴の需要は増えています。

有名なプラットフォームで行くとティックトックですがYouTubeショーツの再生回数は全世界で1日65億回以上再生されています。

このショート動画は自分の動画を見たことがない世界中の人にも簡単にリーチできる機能などで、今後のYouTubeではかなり大事な機能の一つになると予想されます。

通常の動画での収益の仕組みについては下の記事をご覧ください。

収益化の要件

ショート動画で収益を受け取るためにはいくつか要件があります。

YouTubeの通常動画での収益化は、チャンネル登録者数1,000人と1年間の総再生時間4,000時間が必要ですが、ショート動画はこの条件を守る必要はありません。

YouTubeショートファンドの収益受け取りには別の要件が存在します。

三つの要件

YouTubeショートで収益化するには、以下の3つの要件すべてを満たす必要があります。

  1. 180日間にショート動画を最低でも1本投稿する事
  2. コミュニティガイドラインや収益化ポリシーを遵守している事
  3. TikTokやtwitter等の転載ではなくオリジナル動画である事

コミュニティガイドラインや収益化ポリシーで有名なのは、アダルト系や危険行為を動画にする事が代表的で、これらの動画は収益化の対象になりません。

さらにクリエイターは13歳以上か、保護者の許可が必要という要件も追加されています。

収益化される要件が毎月更新される

通常の広告収益は要件を満たしていたら、その月以降動画に広告が表示され毎月永続的に収益が得られるようになっています。

しかしYouTubeショートファンドでは、毎月この要件が更新される為、先月収益を受け取れたからといって、来月も必ず受け取れるとは限らないのです。

投稿した動画の再生回数も収益の要件にはカウントされますが、毎月継続して配信をすることが大事です

これらの要件から推測できる事は、YouTubeがショート動画の視聴者獲得にかなり力を入れており、毎月たくさんのショート動画を投稿して新しい視聴者を連れてきてくれクリエイターに支援したいという意図が見て取れます。

他のプラットフォームでの転載動画や他コンテンツの切り抜きではなく、オリジナル動画で再生回数を大きく伸ばすことができると、収益化要件に当てはまりやすくなります。

これからYouTubeショートで収益化を狙っていこうと考えている人はぜひここを意識してください。

ショート動画で収益化するコツ

それでは具体的にYouTubeのショート動画で収益を得るためのコツにはどのようなものがあるのかということについて解説をします。

収益を得る為のコツは大きく分けて以下の3つです。

  1. 繰り返し見たくなるコンテンツ
  2. 最初の5秒に力を入れる
  3. 流行を取り入れる

順番に解説していきます。

繰り返し見たくなるコンテンツで配信

ショート動画は、通常のYouTube動画とは異なる視点で動画を作る必要性が出て来ます。

なぜならYouTubeショートは、主に視聴者の再生回数と視聴者の居住地域によって収益分配の要件を設定すると発表しているからです。

通常のYouTube動画での広告収益では視聴時間が重要視されていました。視聴時間が長いほど広告を複数つけることができて、広告単価に大きな影響を与えているからです。

しかしショート動画は、最大で1分間なのでこの視聴時間というのは重要ではありません。

ショート動画でYouTubeが重要視しているのは視聴回数であり、一人の視聴者に複数回見てもらえるようなコンテンツが重要になります。

またショート動画は通常動画と違って同じ動画がループします。

1回再生が終わるとずっとループされるので、何回ループして見ても面白かったり繰り返し見たくなるコンテンツで動画を作ることがポイントになります。

例えばマジック動画などはショート動画向きです。1回見ただけではマジックのトリックが理解できず、ついトリックを見抜きたくて何度もリピートして見てしまうといった事に繋がります

逆に1回見て満足してしまうような動画というのはYouTubeショート動画には不向きです

これからYouTubeのショート動画で収益化を狙っている人は是非この点を意識して動画を作ってみると良いと思います

最初の5秒に力を入れる

通常のYouTube動画でも言えることですが、YouTubeのショート動画はさらに動画の時間自体が短いので冒頭部分が非常に重要となります。

それが最初の5秒で視聴者を逃がさない事です。

YouTubeショートは最大1分間で、本題に入るまでが15秒では長すぎます。

また通常の動画と違ってスワイプで次の動画に進んでしまいます。

その為、最初の5秒で興味を持ってもらえなければ次の動画に視聴者が逃げてしまいます。

興味を持ってもらえなければ高評価もコメントもつかないので再生回数が伸びない動画になってしまいます。

タイトルで『〇〇したら無限に増殖』というタイトルを付けて科学実験の動画を作る等、まずはクリックしてもらいましょう。

そして冒頭でワクワクを継続しつつ最後にインパクトのある映像を見せると視聴者の興味を引くことができます。

また最初に動画が始まった瞬間にテロップで動画のタイトルを表示しておいて動画のポイントを見えるようにしておく事も大事です。

例えば煽り運転の動画で、『やばい煽り運転の人がいました』などのテロップと高速道路での運転中の映像が最初から表示されると、どんな結末になるのか視聴者の興味を引くことができます。

ショート動画では通常の動画のようにサムネイルやタイトルを見て動画を選んで主張するというよりも、たまたま目にした動画で視聴開始をする人の方が多いので、動画のスタート時にテロップなどで視聴者を引き留めることが大事になります。

これからYouTubeのショート動画を作ろうと考えている人はぜひこれらの例を参考にしてみてください。

流行のものを入れる

3つ目は流行りのもの、イベント曲を入れて視聴者の心を掴むという事です。

冒頭でも話をしましたがYouTubeショートでは再生回数視聴回数がとても大事な指標になります。そして今後ショート動画もどんどん動画の数が増えて毎日いろんな動画が更新されていきます。

通常の動画投稿では1年後も2年後も再生される動画というのがチャンネル成長に大きく影響していました。

しかしYouTubeショートでは最新のトレンドや流行りの曲を取り入れた動画が再生回数に大きく影響します。

この最新のトレンドや曲を使ってほしいという意図がYouTubeショートの機能に現れています。

YouTubeショート動画の右下にはその動画で使用されている曲や音声が表示されているからです。

クリエイターは共通の曲や音声を使って動画投稿もできるようになっています。

TikTokでも同様の機能があり、トレンド曲を取り入れた踊ってみた動画などでバズっている動画がたくさんあります。

YouTubeショートでもこの機能を採用したということは、YouTube側も同じ曲を使っている動画同士の関連性を強めたりおすすめに乗せる傾向があるということでなので、この機能を使わない手はないです。

トレンドの話題やバズっているショート動画を見つけたら積極的に自分のチャンネルでも応用できないかと考えてみるのもいいでしょう。

まとめ

今回はYouTubeのショート動画で収益を得るためのコツについて紹介をしました。

具体的なコツとしては繰り返し見たくなるコンテンツで配信をする、最初の5秒に力を入れて視聴者の心を掴む、流行りのものイベント曲を入れて視聴者の心を掴む、の3つを紹介しました。

最後におまけですが、一つのチャンネルで通常動画とショート動画の併用は注意すべきという話をします。

あくまで個人の見解を出ませんが、通常の動画の視聴者属性とショート動画の視聴者属性が大きく変わってしまう場合、通常動画の再生回数に悪影響が出る事が想定されるからです。

ショート動画は新規の視聴者や今まで自分の動画を知らなかった視聴者にリーチする大変有効な手段です。

しかし新しい視聴者が大量に来てしまうと、これまで獲得していたファンの求める動画属性とアンマッチを起こしてしまい、通常の動画が伸びにくくなってしまいます。

現在、通常の動画投稿で伸ばしている人は慎重に考える必要がありますね。

現在のチャンネルと分けて、ショート動画専門のチャンネルを作るというのもひとつの手段だと思うのでこのあたりもぜひ検討して動画投稿をしてみてください。

YouTubeショートで収益化を考えている人は、ぜひこの辺りを意識して動画投稿を開始してみてください。

コメント