楽天銀行の金利が改悪したというニュースについて詳しく知りたいという人はいませんか?
実は、2021年12月27日に最悪のニュースが飛び込んできました。
それが楽天銀行の金利が引き下げられるというものです。
この記事では楽天銀行の改悪内容と対策について解説します。
この記事を読むと今後、楽天銀行を使うべきかが分かります。
楽天銀行とは
楽天銀行株式会社は、日本のネット銀行のひとつで、楽天グループ傘下である楽天カード株式会社の子会社の事です。
楽天3種の神器のひとつで、人件費を削減できるネット銀行の強みである高金利や、ハッピープログラムなどのポイント優遇制度が魅力でした。
詳しくは下の記事で詳しく解説しています。
楽天銀行が金利を引き下げ
2022年4月1日から、楽天銀行のマネーブリッジ設定後の普通預金金利について、残高300万円を超える部分が年1.0%から年0.04%に引き下げられます。
2022年12月27日に楽天銀行の公式サイトで発表されました。
残高300万円までであればこれまで変わりはありませんが、仮に1000万円を銀行に預けている人は、もらえる利息が今までの半分程度になってしまいます。
改悪後の利息による影響
楽天銀行の金利が引き下げられるとどのくらいの影響があるのでしょうか?
300万円~1000万円までのシミュレーション(税引き前)をしてみると以下のようになります。
預金残高 | 残高300万円 以下(0.1%) |
残高300万円 超え(0.04%) |
合計 利息 |
従来 利息 |
差分 |
300万円 | 3,000円 | 0円 | 3,000円 | 3,000円 | 0円 |
400万円 | 3,000円 | 400円 | 3,400円 | 4,000円 | ▲600円 |
500万円 | 3,000円 | 800円 | 3,800円 | 5,000円 | ▲1,200円 |
600万円 | 3,000円 | 1,200円 | 4,200円 | 6,000円 | ▲1,800円 |
700万円 | 3,000円 | 1,600円 | 4,600円 | 7,000円 | ▲2,400円 |
800万円 | 3,000円 | 2,000円 | 5,000円 | 8,000円 | ▲3,000円 |
900万円 | 3,000円 | 2,400円 | 5,400円 | 9,000円 | ▲3,600円 |
1,000万円 | 3,000円 | 2,800円 | 5,800円 | 10,000円 | ▲4,200円 |
預金残高が増えるほど、もらえる利息が減っていきますね。
楽天証券も同時に改悪
楽天銀行の改悪だけでなく、同日に楽天証券の投資信託保有ポイントの改悪も発表されました。
楽天銀行と楽天証券は大変親和性が高く、マネーブリッジで連携させることで投資をしながら楽天ポイントをもらえる神サービスがあったのですが、今回こちらについても大幅改悪されています。
楽天証券の改悪に関する記事はこちらで詳しく解説しております。
実は楽天銀行の金利引き下げよりはるかに悪影響がある内容ですので、楽天証券で投資信託を保有している人は、ぜひ見ていただくようお願いします。
楽天銀行からの移行先について
今回の金利引き下げを受けて、預金残高300万円を超える部分については、他の金融機関も視野に入れたほうが良い事になりました。
楽天銀行以外で高金利を打ち出している銀行は大きく2つありますので順番にご紹介したします。
あおぞら銀行BANK
金利だけに注目した場合、あおぞら銀行BANKがおすすめです。
普通預金金利は0.2%と楽天銀行を上回っています。
無条件で金利が適用になる上、国内居住の15歳以上ならだれでも口座開設する事ができます。
デメリットとしては、振込手数料の無料回数が少ない事です。
貯蓄用の口座と割り切って利用する事をおすすめします。
auじぶん銀行
au自分銀行もグループ内のサービスを連携する事で、年金利を0.2%にする事ができます。
- au PAYとの口座連携で+0.05%
- au PAY カードの口座から引き落としで+0.05%
- auカブコム証券との口座連携で+0.099%
- 通常金利+0.001%
これらを合計する事0.2%の金利となります。
公式サイトはこちら
まとめ
いかがでしたか?
今回は、楽天銀行の金利引き下げニュースと、移行先候補となる銀行について解説しました。
300万円を超える分の金利が0.04%に下がってしまうのは残念だが、それでも大手銀行の年0.001%より高い水準である事は間違いありません。
また300万円までの現金を保有しておく分には、これまで状況は変わらないので、超過分のみをあおぞら銀行等を用いて貯蓄していく事をおすすめします。
それでは、またお越しくださいませ~
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