YouTubeのファスト映画の危険性(著作権違反について)

YouTube上に、映画を短くカットしてまとめたファスト映画を投稿する事について、著作権違反等の問題がないのか気になっている人はいませんか?

実は先日、YouTubeにファスト映画を投稿した事よる、初の逮捕者が出てしまいました。

この記事ではYouTubeのファスト映画に関する著作権やルールについて解説します。

私は元動画編集の講師を務め、現在通信業界でマーケティングの仕事に携わっております。

この記事を読むとファスト映画に関する著作権やルールが分かります。

結論は、2つのルールを守る事です。

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ファスト映画とは

ファスト映画とは、一般に公開されている映画を5分~10分にまとめて、YouTubeなどの公の場に投稿する事です。

速いという意味のfastから来ています。

中には、映画の予告編のような作りでナレーションとテロップが付いており、まるで公式が作っているようなクオリティの動画も存在しています。

映画などの権利会社が作る団体によりますと、2021年6月14日時点で、ファスト映画をアップロードしているYouTubeアカウントは55個あり、総再生回数は4億7,700万回に達しております。

ファスト映画問題とは

ファスト映画問題とは、映画を10分ほどに編集した短編動画をYouTube上に公開した事により、著作権法違反の疑いで動画投稿者が逮捕されてしまった問題です。

日本で初めて逮捕者が出た事でマスコミにも取り上げられました。

ファスト映画は今もインターネット上に多くみられますが、ファスト映画を投稿した事による逮捕者は全国初の事例でした。

引用:CNET Japan

映画などの権利会社が作る団体によると、被害総額は956億円に上ると試算されています。

この事件をきっかけに、ファスト映画に関する数多くのチャンネルがYouTube上で運営されていた事や、かなりの人気コンテンツになっていた事が判明しました。

またそのほとんどが違法アップロードだった事も世に知れ渡りました。

この問題はまだ判決が出ているわけではないですが、1,000万円の賠償金で和解したケースも出てきております。

引用:NHKニュース

YouTubeは著作権に厳しい

YouTubeの著作権問題はすごく大きな問題で、今回のような大規模ニュースになってしまう可能性がある事を、動画投稿者であれば必ず知っておくべきです。

知らなかったからで許されるわけではありません。

著作権違反をした場合、アカウント停止だけでなく損害賠償や逮捕に至るケースもあります。

さらに今回の事件を受けて、下記2つのコンテンツにも将来的に著作権のメスが入る可能性が出て来ました。

ゲーム実況

ゲーム実況で同じようなことが起きる可能性は十分あります。

例えば任天堂は独自に動画投稿のガイドラインを設けていますが、このガイドラインを守っていないケースが散見されております。

また任天堂以外でも、メーカーが許可を出していないゲームで実況動画を投稿している人も数多くいます。

事実上黙認されているゲーム実況動画について、すぐに今回のように摘発される可能性は低そうですが、将来的に著作権違反にあたる可能性は否定できないと言えます。



切り抜き動画

最近流行りの切り抜き動画についても著作権の問題を孕んでいます。

切り抜き動画はYouTubeのコンテンツIDを活用した、元動画の投稿者と切り抜きクリエイターの双方にメリットがある動画投稿方法です。

ただし元動画の投稿者が許可を出していなかったり、Googleが方針を変更する事で、将来的に著作権違反になる可能性は十分にあります。

切り抜き動画についての詳細は下の記事を参照してください。

切り抜き動画の収益化の仕組み

切り抜き動画投稿時の注意点

著作権違反にならない動画

では著作権違反にならないチャンネルを運営するには具体的にどうしたらいいのでしょうか?

YouTubeはビジネスとしても趣味としても非常に有用なツールですので、ぜひこの著作権違反にならない方法を理解して動画投稿をしてください。

今回は大きく2つを紹介します。

人の著作物を使用しない動画

ひとつ目は完全に著作権に反しない形で動画を作る方法です。

この著作物は、画像やBGMも含まれます。

例えば自分で作ったアニメーションを利用してYouTubeに動画投稿する方法です。

アニメーションを作る代表ソフトに『VYOND』というソフトがあります。

このソフトを使った解説動画が昨今YouTubeでは人気となっています。

 

また実際に裁判で訴えられたケースは少ないですが、サムネイルやタイトルを他の動画と模倣したものも著作権違反に相当する可能性があります。

特にサムネイルはGoogle検索で出てきた画像を使うと、著作権で保護された画像である可能性が高いので十分に注意しましょう。



著作権者に許可を得る

2つ目は権利者に直接許可を取るということです。

他人の著作物を使用するときに著作権違反や長作権侵害で申し立てを受けないためには許可を得る必要があります。

事務所に所属しているユーチューバーなども事務所を通じて許可取りをしていることが多いです。

  • 動画
  • 画像
  • ロゴ
  • BGM

大手のYouTuberは、動画の制作前やアップロード前に、必ず権利者や企業に問い合わせをして許可を得た上で動画投稿をしています。

このルールや常識を知らずに無断使用していたり、他の人が使っているから自分もいいだろうと考えてコンテンツを無断利用してしまうと著作権違反に繋がってしまいます。

最近は切り抜き動画も流行っていますが誰でもやっていいわけではありません。

切り抜き動画もちゃんとした許可が必要なのです。

詳しくは下の記事を参照してください。

許可について意外と難しく感じるかもしれませんが、実際はそうではありません。

大抵のチャンネルには問い合わせ窓口がもありますし、許可の相談をすると快く対応してくれる所がほとんどです。



YouTubeのガイドラインを遵守する

実は今回の著作権問題や転載動画については、YouTubeのガイドライン違反になるという事が明記されています。

これらを読み込まずにYouTubeで動画投稿してしまう人が非常に多いのです。

YouTubeでは登録者を増やす事や、再生数を伸ばす以前の問題として、しっかりガイドラインに沿った形で動画投稿するということ大事になります。

YouTube利用規約

なぜなら違法な形やルール違反をして伸ばしたチャンネルや動画は短期的には利益を得られることはあっても長期的には必ずマイナスになるからです。

せっかく起動に乗ってきたチャンネル停止にならないように、今のうちからYouTubeのルールをしっかりと理解しておきましょう。

YouTubeの著作権法について

まとめ

今回はファスト映画問題から見る、YouTubeの著作権について解説しました。

具体的なチャンネル運営の方法としては、下記2つが非常に重要です。

  • 完全に著作権に違反しない形で動画を作る
  • 権利者に直接許可取り

今までこの著作権について知らなかった人は今回の記事をぜひ参考にして動画投稿を実践してみてください。

それではまたお越しくださいませ~

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