ご指定の住所は詳しい状況確認が必要ですってどういう意味?(フレッツ光のエリア確認)

自宅がフレッツ光の提供エリアか確認したくて、NTTのホームページで検索した時に『ご指定の住所は、「フレッツ光」の詳しい状況確認が必要です』と表記されて困っている人はいませんか?

実はこの表示が出た時は、提供できる場合とできない場合の両方の可能性があります。

この記事ではフレッツ光の提供エリア検索画面で出てくる、判定結果の意味について解説します。

私は現在、通信系企業で動画コンテンツやマーケティング業務に従事しております。

この記事を読むとフレッツ光の提供エリア検索で出てくる判定結果から、自宅で光回線が使えるか理解できるようになります。

結論は、3つのパターンを理解するだけです。

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フレッツ光の提供エリア確認方法

自宅がフレッツ光の提供エリアかどうかは、NTTの公式HPから確認する事ができます。

NTT東日本はこちらから

NTT西日本はこちらから

このホームページでご自宅の住所を投入する事で、フレッツ光が提供できるか判定する事ができます。

住所は全て入れる必要がなく、最低でも『〇県◇市△丁目』まで入れる事で判定されるようです。



判定結果のパターン

ホームページで自分の住所を入れた時に出る判定は、大きく3つあります。

  • ご指定の住所は、「フレッツ光」の提供エリアです
  • ご指定の住所は、「フレッツ光」の詳しい状況確認が必要です
  • ご指定の住所には、現在「フレッツ光」を提供しておりません

それぞれの意味について解説していきます。

フレッツ光の提供エリアです

この表記が出た時は、ご自宅がフレッツ光の提供エリア内にあります。

その為、直接NTTのホームページからフレッツ光を申請するか、光コラボにインターネット開通を申し込みましょう。

光コラボについて詳しい事は下の記事を参照してください。

ただし、この表記が出たからといって100%光回線が開通できるとは限りません。

NTTの契約約款に以下のような表記があります。

第12条 4 (2)IP通信網サービスを提供することが技術上著しく困難なとき
引用:NTT東日本 IP通信網サービス契約約款

つまり実際に光回線の工事ができない場合は、お断りする可能性があるという事です。

技術上著しく困難なとき』とは、具体的には以下のような例です。

  • 古い集合住宅で、構内の配管が老朽化で塞がっており通線ができない。(住宅の管理者起因)
  • 同一丁目だが、山や木を大規模に切り開く必要性がある等、通信工事以外の手間が大きい時

特に田舎に住んでいる人は、上記のパターンに当てはまる可能性がありますので、詳しくは光ファイバーの工事に来た方に聞いてみましょう。

なお光回線を契約しても、実際に使って見ると、思ったより速度が出ないといった人がたまにいます。

その場合、大抵は下の3つのどれかが原因です。

  • 使っているルータが古い
  • 電波強度が弱いアクセスポイントを使っている
  • LANケーブルが高速に対応していないものを使っている

回線速度が遅い事でストレスを感じる人は、ルータやLANケーブルも最新の物を揃えないと、せっかくの光回線が宝の持ち腐れになってしまいます。

必ず適正なものを準備しましょう。

高速wifiルータ

LANケーブル

ご指定の住所は、フレッツ光の詳しい状況確認が必要です

この表記が出るパターンが一番ややこしく、実際にクレームになるケースもあるようです。

この表記は簡単に言うと、同じ丁目の中で、すでに光ファイバーが張ってあり使える状態であれば提供するが、光ファイバーを張る事ができなければ断るというイメージです。

『提供エリアです』の表記と具体的に何が違うのでしょうか?

下のイメージ図を見てください。

NTTのサービスセンタから伸びている赤い線を光ファイバーとします。

この時『1丁目』と『4丁目』は、潤沢に光が張ってあるので、最初に紹介したパターンの『フレッツ光の提供エリアです』と判定されるでしょう。

では『2丁目』はどうでしょうか?

一番奥の茶色の屋根の家まで光ファイバーが来ていません。

その為、光ファイバーを張る工事をしなければいけないのです。

『フレッツ光の詳しい状況確認』とは、光ファイバーを張る工事をするか否かを確認するという意味です。

この時、必ず光ファイバーを張る工事が実施されるとは限りません。

NTTも慈善事業をしているわけでなく、収益をあげなければ会社を維持できません。

その為、申し込み者数が少なくて儲からないような所には、光ファイバーを張らない為、断られてしまうケースが出て来ます。

逆に同じ『2丁目』でも、赤い線(光ファイバー)がすでに張ってあるルート上の人達は、光回線を使う事ができます

こればっかりは運の要素もある話なので、ある程度割り切るしかないのですが、一応NTTに光化要望を出す事はできます。

NTTの0120-116-116に電話して自分の住所を『ご利用意向登録』する事で、一応は光化を検討してくれるそうです。(ただし効果はほとんど無いとの事)

現在「フレッツ光」を提供しておりません

この表記が出た場合は、残念ですがフレッツ光を利用する事はできません。

下のイメージ図でいうと『3丁目』に住んでいる人達ですね。

光ファイバーが全く張り巡らされてないので、残念ながら光ファイバーが張られるまで待つしかないケースです。

その時期はお上のみぞ知るという所でしょうか。

ただし総務省データによると日本の光エリアカバー率は98.8%もあります。

現時点で光エリアになっていない場所は、あまりにも田舎過ぎる場所である事から、この先も光エリアになる可能性は低いかもしれません。

ただし諦めるのは早いです。

最近では携帯基地局の電波を利用した無線ネットサービスも十分に高速になってきました。

さすがにリアルタイム性を追求するネットゲーム等で利用するには厳しいですが、YouTube動画くらいであれば十分に閲覧する事が可能です。

ご自身の家が光エリアでない場合は、無線方式のホームルーターを検討してみてはいかがでしょうか。

 

光回線を利用する時の注意点

光回線を使う時にインターネットだけでなく固定電話を使う方も多数いると思いますが、もし昔ながらの固定電話から移行する場合は注意点があります。

それが『停電時は電話が使えなくなる』というものです。

光を使った電話には光回線電話とひかり電話があり、名前は似ていますが異なるサービスです。

それぞれの特徴はこちらの記事で解説しています。

光回線はONUと光回線電話ルーターというものを使って通信を行う為、電気がないと一般家電と同様に動かす事ができなくなってしまいます。

昔ながらの銅線を利用したアナログ電話は、電話局から電気をもらって通信していますので、停電時でも通話が可能でした(液晶が無いような電源不要の電話機に限る)

その為、万が一の停電時でも通信できるように備えたいという方は、必ず無停電電源装置(UPS)を準備するようにしましょう。

UPSを用意しておけば固定電話からの緊急通報はもちろん、固定電話以外の家電用の電源確保も可能になります。

 

災害大国である日本では、このUPSの重要性が見直されてきていますので、ぜひご検討ください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、フレッツ光の提供エリア判定の意味について解説しました。

表記の種類は全部で3種類です。

  • ご指定の住所は、「フレッツ光」の提供エリアです
  • ご指定の住所は、「フレッツ光」の詳しい状況確認が必要です
  • ご指定の住所には、現在「フレッツ光」を提供しておりません

『特に詳しい状況確認が必要です』については、ややこしい部分があるので、詳しくは実際にNTTに問い合わせしましょう。

それでは、またお越しくださいませ~

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