RPA技術者検定のアソシエイトを受験する予定だが、過去問が見つからなくて何を勉強すればいいか分からないと悩んでいませんか?
実は、用意すべき教材はそれほど多くはありません。
この記事ではRPA技術者検定のアソシエイトの勉強方法について解説します。
私は、現在通信系企業の中でDX推進の業務に従事しており、RPAを日常的に使用しております。
この記事では、RPAアソシエイト合格の為に、最短で勉強する方法を教えます。
結論は、今回紹介する教材を1週間、集中的に勉強するだけです。
RPAとは
RPAとは、『Robotic Process Automation』の略称で、簡単にいうと「人間の代わりに業務をこなしてくれる自動化ツール」のことです。
決まった手順の定型業務や繰り返しおこなうルーティンワークなどの自動化が得意で、主にPCでの事務作業の分野で導入が進んでいます。
複数のシステムをまたがった作業の自動化が可能になるため、作業時間を短縮したり、ヒューマンエラーを削減したりなどの生産性向上が期待できます。
RPA技術者検定とは
RPA技術者検定とは、NTTグループにより開発されたRPAツール「WinActor」の技術習得レベルを客観的に評価する検定試験です。
検定区分は「アソシエイト」「エキスパート」で、CBT方式と会場試験で実施されます。
実際の試験は4択問題が出題されますが、単純な正誤を当てる問題だけではありません。
例えば『A』と『B』の文章の内、下の例のような中身を理解していなければ答えられない問題も出題されます。
- Aが正しい
- Bが正しい
- 両方正しい
- 両方誤り
受験会場や受験日の詳しい詳細は下記のサイトが日々更新しておりますのでチェックして下さい。
引用:【JQOS.jp】日本資格取得支援
勉強方法
RPAアソシエイトを受験するにあたって必要な教材をご紹介いたします。
確実にチェックしておきたいのが以下の3つです。
- 最新バージョンのガイドブック
- WinActor無料トライアルへの申し込み
- 模擬問題サイトでの学習
順番に解説していきます。
最新バージョンのガイドブック
SBモバイルサービス株式会社から出版されているRPAツールのガイドブックになります。
本試験の出題範囲が網羅されており、実践でRPAを使う際の調べ物用として十分機能します。
まずはこのガイドブックを手元に用意し、分からない事があった際の教科書として使いましょう。
購入する際の注意点としては、必ず最新バージョンのものを購入してください。
WinActorはバージョンアップの頻度が高く、1年も経つとほぼバージョンが変更になっています。
出題される問題も微修正が施されますので、最新バージョンをNTTデータのHPから調べるようにしましょう。
また念には念を入れて教材を手厚くしたい場合は、下記の教材もおすすめです。
ご自身のスキルレベルと相談して教材を選択してください。
WinActor無料トライアルへの申し込み
WinActorを実際に使う場合、NTTデーターにライセンス料を支払って使用する必要があります。
その中でも1ヶ月だけ無料で使えるトライアル版があるのですが、実はこの無料トライアル版に同梱されているチュートリアル教材が非常に役に立ちます。
RPA技術者検定の大元となるツールを開発している企業ですので、出題傾向に直結する説明文が用意されています。
- 例1_WinActorの動作条件や仕様
- 例2_エミュレーションモードと画像マッチングの違い
このチュートリアルを完璧に覚えてしまう事が、一番点数に繋がる勉強方法です
申し込みは公式サイトから行い、メールアドレスと申し込み者情報を入力します。
この時、フリーメールアドレスは受付てくれないので注意が必要です。
Gmail等はアカウントさえ作れば無限に増殖させる事ができるので、フリーメールを許してしまうと実質永久的に使えてしまうから当然の制限ですね。
申し込みをするとNTTデータからメールが届きますので指示に従いましょう。
模擬問題サイトでの学習
有志の方が作成された模擬問題サイトというものが存在します。
問題のイメージを掴む為に全問解く事をおすすめします。
ただしこのサイトに載っている問題からは、同じ問題はひとつも出題されませんので注意してください。
また有志の方が作成しているだけあって、最新バージョンの情報が反映されていない等、誤りも散見されますので、あくまで参考の位置づけで使いましょう。
RPA技術者検定合格後
RPA技術者検定の合格後は、次のレベルの『エキスパート』レベルにチャレンジする事をおすすめします。
『アソシエイト』レベルでは、実業務や就職活動用の資格としてあまり役には立ちません。
エキスパートレベルを取得して初めて業務への活用や、コンサル業務への活用に繋がりますので、本資格だけで満足せず、記憶が新しい内に、次の資格にチャレンジしてしまいましょう。
また昨今はRPAと双璧をなす技術としてIoTの活用が注目されており、資格試験も充実しております。
IoTにも詳しくなると将来の業務の幅が広まりますので、IoT関連資格にもぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
本日はRPAアソシエイト資格の勉強方法についてご紹介いたしました。
一番おすすめなのが、NTTデータが出している無料トライアル版を入手してチュートリアルを完璧に覚えてしまう事です。
もし時間に余裕があって『エキスパート』も視野にいれている方は、今回紹介した教材は全て入手して基礎からしっかり学ぶほうがよろしいでしょう。
合格に向けてがんばって下さい。
それではまたお越しくださいませ~
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