G検定を受験する予定だが、勉強時間があまり取れないし、何を勉強すればいいか分からないと悩んでいませんか?
実は、勉強すべき教材はそれほど多くはありません。
なぜなら、真面目にやろうとすると勉強する範囲が広すぎて、意味のない事に時間だけを浪費してしまうからです。
私は現在、通信系企業でIoTや映像コンテンツのコンサルをしており、AI・ディープラーニングについては名前くらい聞いた事があるレベルでした。
そんな私でも2週間ほどの短期集中型でこの資格に合格する事ができました。
この記事では、時間が無い人でも、短期間でG検定に合格する為の勉強する方法を教えます。
結論は、今回紹介する教材を2週間、集中的に繰り返し勉強するだけです。
G検定とは
G検定(公式名:ジェネラリスト検定)とは、ディープラーニングを事業に生かす知識を有しているかどうかを確認するための民間の試験です。
Japan Deep Learning Association(一般社団法人日本ディープラーニング協会)※以降JDLAと表記:が実施しています。
G検定の目的は、人工知能やディープラーニングなどの技術とビジネス活用の双方を理解し、橋渡しができる『ビジネストランスレーター』としてのジェネラリストの育成である。
G検定の受験概要
G検定は一般受験と学生で受験料金が異なり、どちらもG検定受験申込サイトから申し込むことができる。
受験資格 | 制限なし |
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実施概要 | 試験時間:120分 知識問題(多肢選択式・220問程度) オンライン実施(自宅受験) |
出題範囲 | シラバスより出題 |
受験費用 | 一般:13,200円(税込) 学生:5,500円(税込)【再受験の方】 受験日から2年以内の方は半額(一般:6,600円、学生:2,750円)で受験することができます。 対象者の方は受験サイトにて過去に受験された際のIDでログインし、受験申込いただくことで割引料金が自動で適用されます。 ※再受験制度の適用は個人でのお申込み時にのみ有効です。団体経由でのお申込みでは適用不可となりますのでご了承ください。 |
またAI For Everyone修了者の人は、Courseraの受講修了証を提示すると、G検定を30%引き(一般:9,240円、学生:3,850円)で受験することができます。
必要事項を記入し、公式フォームからアクセスコードを申請する事で割引が適用されます。
G検定取得のメリット
G検定の受験・資格取得によって得られるメリットはいくつかあります。
そのひとつに人工知能やデータサイエンス、ディープラーニングに関する知識を有することを客観的に証明する事でDX人材へのステップアップにつながる事です。
DX人材におすすめな資格として、過去にIoT-PCレベル1もおすすめです。
勉強方法については過去の記事でまとめております。
またJDLAのロゴマークを名刺に記載する事ができる為、社外向けにアピールする事ができます。
ジェネラリストを目指す方はもちろん、新人研修や人工知能、データサイエンスの幅広い知識を身に付けたい方、キャリアアップしたい方におすすめの資格です。
AIシステムの開発を担うエンジニア志望の人は、G検定の合格後に、エンジニア向けのE検定の取得を目指し、技術分野をより深く学習するといいだろう。
用意すべき教材(技術面)
G検定に合格する為の教材はそれほど多くはありません。
しかし「これさえ買って丸暗記すれば大丈夫」という本はさすがに存在しません。
また試験内容も非公開である事から過去を利用した対策も原則不可能になっております。
そんなG検定ですが、合格者の情報を元に最も有用な教材がいくつか存在しますので、順番にご紹介いたします。
徹底攻略ディープラーニングG検定問題集
こちらは確実に用意したほうが良い教材です。
「黒本」と呼ばれる問題集で、G検定に合格してる人は間違いなく使っている教材です。
本番と同じ形式の選択問題がシラバスの内容ごとに約10問ずつ掲載されており、公式テキストの内容を中心にそれ以外の内容も含まれているので、学んだ範囲の確認と新しい知識の吸収が可能です。
解説も非常に丁寧に記載されております。
この本の使い方は、問題集を解いていく中で、分からない事があればその都度調べていく事が重要です。
よくこの問題集を何周もして丸暗記だけする人もいますが、それだけでは不十分です。
知らない知識が出てきた段階でまとめていくようにすれば、1~2周で完璧に吸収できる事でしょう。
ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト
こちらも確実に用意したほうが良い教材です。
なぜなら試験運営団体である「日本ディープラーニング協会」が監修している公式テキストだからです。
先ほど紹介したIoTの問題集とセットで用意して、問題集で分からない所は、この本で調べるという使い方をしましょう。
問題集が毎回100点取れるようになった後に、一度この本をすべて読み込む事をおすすめします。
これで教科書の内容がスラスラと頭に入りやすくなります。
いきなり教科書を読んでも意味が分からない事だらけで、内容が頭に入っておらず点数の向上には繋がりにくいです。
そして、教科書を読み込む段階になったら次にやる事が、
ここまでして、始めて技術面での合格ラインに到達する事ができます。
筆者はここまで到達するのに、平日の夜と土日を使って1週間かかりました。
人によって時間の余力は違うので、ぜひ参考にしてみてください。
最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集
先ほど紹介した黒本だけでは最新の問題に対応しきれない事があります。
その為、上2つで紹介した問題集だけで不安な人は、ここに載っている教材も補足資料として用意してもいいでしょう。
解説は170ページ以上のボリュームがあり、各章の最後には用語解説も付いています。
非常に内容が充実しているので、この問題集を1週解くだけでも、点数の底上げを図る事ができます。
Study-AIのG検定模擬テスト
Study-AI株式会社が主催している、人工知能を草の根で勉強する会で出している教材です。
こちらからアクセスする事で、実際の試験と同様に時間を計ってテスト形式で取り組むこともできます。
G検定は120分で約220問と時間制限が厳しいので、その感覚を知りたい人はそのようにするのが非常にオススメです。
ここでも、新しい知識が出てきたらメモをして後で調べつなどの使い方がおすすめです。
G検定 Web模試
個人で制作されているG検定の模擬試験サイトです。
Amazonで『詳解!実践で理解するG検定 Web模試 解説書』を購入するとアクセスキーが取得でき、模試が受験できます。
解答解説は解説書に掲載されており、公式テキストに載っていない知識も得ることができます。
ここまで紹介した教材を全てやる事でテクニカルな問題は問題なくこなせるようになっているはずです。
用意すべき教材(時事・法律)
AIやディープラーニングの世界は発展のスピードがめざましく、次々に新たな話題が登場します。
その為G検定の問題は毎回違った内容になってしまう為、時事問題対策も非常に重要になります。
また、この時事問題の中には、技術的な話題だけでなく法律関連の話題も含まれているのでやっかいです。
ここまで紹介した教材だけでは、なかなか時事問題や法律について詳しく扱われていることは少ない為、対策はしっかりしておきましょう。
AI白書
時事問題対策のひとつとしては、AI白書を読むという方法があります。
AI白書とは毎年発行される大型本で、出版されたその年のAI関連の動向がまとめられています。
これをすべて読めば時事問題対策は万全になりますが、最大のデメリットとして量が膨大なのが難点です。
1~2週間のような短期間で合格したい場合は非現実的な勉強方法なので、余裕があって確実に合格すしたい人以外は次の方法がおすすめです。
外部サイトを活用
G検定はメジャーな資格だけあって外部サイトに情報があります。
最新の情報についてはLedge.aiのサイトです。
また他にも有志の方々が、様々な最新情報をまとめてくれています。
例えば、ぼくのかんがえた ”さいきょう”の G検定対策です。
有用な情報サイトがうまくまとめられていますのでオススメです。
最近の時事問題としてあがりやすいのが、例えば以下のようなものです。
- 自動車の自動運転
- ドローン
- AIと著作権に関する問題
- 海外の政策や情勢
- コロナ時代におけるAI活用
これらのテーマについて最近の新聞記事やニュースサイトの記事を読んでいけば、最新情報を知ることができます。
まとめ
いかがでしたか?
何からやればいいか分からないという方は、徹底攻略ディープラーニングG検定問題集を用意し、繰り返し学習からスタートしましょう。
まずは黒本を100点取れるようにする事から始めましょう
そして問題集を1週解いてみれば、自分がどれだけ期間をかければ合格できるかが見えてくると思います。
社会人の方は時間も限られているでしょうから、効率的に勉強をしつつ、ぜひG検定合格を達成してください。
それではまたお越しくださいませ~
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