米国の有名な指標S&P500に連動する金融商品は、
VOO、SBIのS&P500、eMaxisSlimとたくさんあれど
結局何を買えばいいの?
どうせ買うなら一番お得なものを買いたい!
そんな人悩みをお持ちの方はいませんか?
この記事では、そんな悩みを解決する為の検証結果をお伝えします。
一括購入なら、SBI・バンガード・S&P500を買え
実は、S&P500に連動する商品のパフォーマンスに
それほど大きな差はありません。
そうなると注意しなければ行けないのが、
つまり余計に支払わなければいけないお金ですね。
入ってくるお金が同じなら、
出ていくお金は少なくあるべきです。
投資信託のコストについては、
信託報酬 + 隠れコスト を気にしなくてはいけません。
上記を踏まえた2020年9月のSBI・バンガード・S&P500の
トータルコストは、0.110%となります。
ここに分配金への課税コスト0.153%を乗せると
実際のトータルコストは0.263%となります。
これが他の商品と比べて、最も最安のコストとなる事から、
一括購入する場合は、SBI・バンガード・S&P500がおすすめであるとなります。
毎月5万円までの積み立てならemaxis Slim米国株式(S&P500)
emaxis Slim米国株式(S&P500)の信託報酬と
隠れコストのトータルは、0.141%となります。
ここに分配金への課税コスト0.153%を乗せると
実際のトータルコストは0.294%となります。
さきほど、SBI・バンガード・S&P500のトータルコストが、
0.263%だったことを踏まえると、こちらを買う必要性はないように感じます。
ではなぜ5万円までおすすめなのか??
それは、
emaxis Slim米国株式(S&P500)は、楽天証券で購入する事ができ、
楽天証券には、月5万円まで投資をする事で、1%のポイントを
受け取ると事ができます。
つまり年間6000円分のポイントをもらえる神サービスです。
さらに毎月、投資信託残高の10万円毎に4ポイントがもらえる為、
これを年間に換算すると0.048%のポイントがもらえます。
0.01%~0.1%のコストに目くじら立てていたのが
アホらしくなるくらいの破格待遇ですね。
VOOはなぜ不利なのか?
VOOは、米国市場の商品を米国ドルで買う必要がある為、
日本の商品を買う場合に比べて、手数料や税金が割高になります。
売却手数料
買い付け時は無料ですが、売却時に税込0.495%の手数料が発生します。
※上限は20ドルまで
為替手数料
米国の商品なので為替の影響をもろに受けます。
現金にすぐに変えようと思っても、
売る時が円高の状況だった場合、たとえ運用が成功していても、
結果マイナスとなってしまうパターンがありえます。
1ドルあたり25銭です。
保有時の経費率
VOOの経費率は0.03%
これは他の商品に比べて
分配金の課税
分配金に対して米国で10%課税
日本でも20.315%の課税
と2重で税金がかかり、トータルで28.3%が儲け分から差し引かれます。
VOOの分配金は1.53%なので0.43%ほどが無駄にかかる計算です。
トータルコスト
かなり複雑ですが、VOOの上記コストをまとめると
トータルコストは0.463%となります。
SBI・バンガード・S&P500のコストが0.263%
emaxis SLim米国株式(S&P500)が0.294%
である事から、VOOは分配金が目に見える形で
もらえて一見得をするように見えますが、
日本から購入する場合、為替と2重の税金問題が発生し、
結果、割高になってしまうようですね。
まとめ
いま手元にまとまったお金がある場合は、SBI・バンガード・S&P500を購入。
毎月コツコツ5万円まで積みたて投資したいなら、emaxis Slim米国株式(S&P500)を購入
が最適解となります。
皆さんのお財布事情と相談して決めてください。
それでは、
またお越しくださいませ~
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